ここ1ヶ月の間に起きた事のまとめ

ここ1ヶ月の間に起きた事を忘れないように残しておこうと思います。かなり分かりづらいですが備忘録ですのでご勘弁を。

前提

僕は網膜色素線条という持病があります。この病気は運が悪いと網膜に新生血管という脆い血管が生じ、放っておくと眼底に出血したり浮腫ができたりして視力を奪っていきます。既に2007年に生じた新生血管により、左目の中心がほとんど見えません。右目は今のところなんの症状もなく安定していました。

2018/03/17

右目の視界の右下の辺りにキラキラした点があるのに気付く。

2018/03/19

かかりつけのK大学病院で診てもらったが、「何も異常は見つからないので2週間後また来てください」と言われる。

2018/03/30

約10年間勤めた会社の最終出社日。

2018/03/31

点が段々大きくなって怖くなってきたので再度K病院へ行くが、またもや異常が見つからないと言われる。

2018/04/02

3度目のK病院。ここでやっと網膜に水の様な物が溜まってる事が判明する。担当医の診断は「中心性漿液性脈絡網膜症」ではないかという事だった。ストレス等が起因となる疾患で、数ヶ月で自然治癒するらしい。持病とは関係ないと分かりホッとする。念のため次回造影検査を行い新生血管が無いかを調べるとの事。

2018/04/05

一度網膜の専門医に診てもらう必要があると考え、セカンドオピニオンとしてJ大学病院を受診。 ここでもおそらく「中心性〜」だろうという診断だったのでホッとする。

2018/04/11

K大学で造影検査を行った結果、新生血管は見つからなかったので「中心性〜」である事が確定しホッとする。

2018/04/17

持病の網膜色素線条に詳しい医者を求めてJ大学病院を受診。K病院でもらった造影検査の結果を見せたところ、「新生血管がありそう」と言われ、再度検査を受けたところやはり新生血管があると言われショックを受ける。確かに網膜の断層写真を見ると新生血管らしき物が写っている。新生血管があるとなると「中心性〜」は誤診という事になり、治療はずっと難しくなる。25日に硝子体注射の治療をする事になった。

2018/04/18

朝起きると見え方がどんどん悪くなっていたため、再度J病院に行き、なんとか頼み込んで手術日を20日に早めてもらう事に成功する。人の顔を見るとアゴの辺りが歪んでお化けのように見える。

2018/04/19

J病院以外のお医者さんにも「新生血管がある」と診断してもらう必要があると思い複数の眼科を受診するが、あいにくこの日は学会でどこの病院も専門医が不在のため確証を得る事は出来ず。

2018/04/20

J病院で硝子体注射を行う。

2018/04/23

注射が効いてきたのか歪みが引き始める

2018/04/25

K大学でもう一度検査してもらい、ようやく新生血管があると診断される。この頃には歪みはほとんど消失していたが、検査結果を見る限りまだ眼底に水が溜まっているので薬が効くのをもう少し待つ必要がありそう。

という感じで現在に至ります。

幸いにも注射が効いたので今はほとんど違和感ない状態まで回復しましたが、新生血管は無くなっておらず活動を弱らせただけに過ぎません。今後は再発したらとにかくすぐ検査&注射して視力を維持していく感じになります。

ちなみにこの注射、ここ数年で登場した画期的な治療法らしく、これがもっと前に登場していれば左目も助かったのになぁと悔しい思いもありますが、せめて右目だけにでも使える時代に生まれたのは幸運だと考えるようにしています。この注射にも問題点があって、何度も打つと体に耐性ができて効かなくなったり、網膜自体が萎縮してきてしまうケースもあるそうです。ただ医学の進歩も目覚ましいため、10年もすれば新しい治療方法が出てきたりするのでその辺りにも期待したいところです。

最後に

この1ヶ月はほんとに大変でした。日々変化する目の見え方、誤診に次ぐ誤診、注射後の副作用、先の見えない不安、ストレスで泣いてしまった事もあります。そんな中で親身に話を聞いてくれた家族や友達には本当に感謝しています。特に奥さんには病院の付き添いや身の周りのサポートなど、奥さんが居なかったら今頃どうなっていたのか想像もつかないし、いくら感謝してもしきれません。

来週からは職場も新しくなるので心機一転頑張りたいと思います。まずはこの先10年視力が維持される事を祈りつつ🙏 🙏 🙏 🙏 🙏 🙏 🙏 🙏 🙏 🙏